さて,この授業の目的や受講により得られる成果は種々考えられますが,所属 する課程やコース等にかかわらず,受講生全般に当てはまる授業目的を端的に まとめれば,
UNIX オペレーティングシステムを塔載したコンピュータの基本的な操作法や UNIX の基礎的概念を習得することにより,コンピュータの利用に関する技術 や知識の幅を広げるとともに,コンピュータやネットワークに関する理解を 深める。と言っていいでしょう。以下にもう少し具体的な事柄を二つ挙げます。
UNIX を利用する他の授業を受けるために,この授業で学ぶ知識や技術 が必要です。基礎情報学コースの学生の場合, 卒業研究を行う際に必要となることもあります。
コンピュータプログラムは,その利用形態に基づいて次の二つに大別 できます2。
Windows 上で動作するプログラムの多くは (a) に属すると言えますが, UNIX においては (b) に属するプログラム (通常,これをコマンドと いいます) の利用が原則的です。この種のプログラムは,大量のデー タを決まった手順で一括処理する際に威力を発揮します。UNIX はコマ ンドを効率良く利用する仕組みを備えています。コマンドの利用は Windows でも可能ですから,UNIX で学習した成果は Windows を使う 上でも役立ちます3。
http://echoes.hak.hokkyodai.ac.jp/db/?group_id=255
に掲載する予定です。