それぞれの X 端末のところに使い方を記した文書が用意されています。示さ れているとおりに操作してみてください。
UNIX では利用開始にあたり「自分は誰であるか」を計算機に伝え,「この装 置を利用する許可が与えられているか」を認証します。このことをログ イン (login)と呼びます。ログインに成功すれば晴れて計算機を使うことが できます。これに対して利用終了のことをログアウト (logout)と呼び ます4。
画面には bow@a1sv[1] などと表示されているはずです。こ れはコマンドプロンプト (command prompt)あるいは単に プロンプト (prompt)と呼ばれるものです5。
UNIX ではプロンプトに引き続いてコマンド (command)を入力 します。コマンドとは計算機にやらせたい作業のことです。コマンド の最後には <ENTER> を押します。date は現在の日付と時刻を表示 するように計算機に対して命令するコマンドです。決して恋人と「る んるんする」ことではありません。
コマンド入力のためのプロンプトが存在する行をコマンド行 (command line) と呼びます。
Command not found. 「コマンドが見つかりません」としかられます。 UNIX では大文字と小文字は区別されます。
cal コマンドのうしろの 7 1999 は引数 (ひきすう; argument)と呼ばれるもので,コマンドに対してその動作をより詳細 に記述するものです。cal コマンドは指定されなければ今月の,指定 されれば指定された月あるいは年のカレンダーを表示します。
Command not found. 「コマンドが見つかりません」としかられます。 コマンドと引数および複数の引数の間には空白が必要です。
次のプロンプトが表示されるだけで何も起こりません。
やっぱり次のプロンプトが表示されるだけで何も起こりません。
date コマンドのマニュアル(MANual)が表示されました。 一画面におさまりきらないため, 最終行に何やら表示されて止まっています。 スペースを押すと次の画面に進みます。 終わりまでたどりつくか,q を打つと終了します。
きれいになりましたか。
計算機もお休みになるようです。
何か表示されましたか。
echo コマンドは与えられた引数を画面に表示するコマンドです 6。引数が指定されなければ何も表示されません。由緒正しき UNIX 純正コマンドはこのように必要のないことは基本的にしゃべり ません。
あなたは誰でしたか。
表示される情報には氏名のみならず利用者名なども含まれています。 これは電子メールアドレスを調べるときに利用できます。
続いて,自分の名前に氏名の``氏''をローマ字で書いて finger を実行しましょう。``名''も試しましょう。
現在あなたと同じ計算機を使っている利用者が表示されます。
finger とほぼ同等の出力が得られました。
finger や who とよく似た出力が得られました。finger, who, w の 出力は微妙に違いますので用途に応じて使い分けましょう。
hostname コマンドはあなたが実際に使用している計算機の名前を 表示します。 実はあなたは目の前の X 端末だけを使っているのではありませんでした。
あなたは目の前にある計算機を使っているはずなのに, hostname コマンドはちょっと離れた計算機名を表示していますし, finger, who, w ではあなた以外の人も 同じ計算機を使っていることがわかります。 同じ計算機を使っている人は,どの席にいるでしょう?
cal displays a calendar clear terminal capability interface date display or set date and time echo write arguments to the standard output exit おしまい finger user information lookup program hostname set or print name of current host system man format and display the on-line manual pages sleep suspend execution for an interval of time w display who is logged in and what they are doing who display who is logged in whoami display effective user id
一般論として「エラーメッセージ」は注意深く読む習慣をつけましょ う。