3.3 ファイル名の変更とファイルの複写・削除 -- mv, cp, rm
コマンドを使って,
作成したファイルの名前を変更したり,
ファイルの内容を別のファイルに複写したり,
ファイルを削除することができます。
そのためのコマンドは mv, cp, rm です。
ファイル名を引数として次の形式で使います。
- mv file1 file2
- -- file1 の名前 (ファイル名) を file2 に変更
- cp file1 file2
- -- file1 の内容を file2 に複写
(file1 と同じ内容のファイル file2 を作る)
- rm file
- -- file を削除
- 削除したファイルは二度と戻りません。
rm コマンドを実行するときには心を落ち着かせてから
<ENTER> を押すことを習慣づけましょう8。
- cp や mv の最後の引数 (上で file2 と表記したもの)
に既存のファイルの名前を指定すると,
元のファイルは上書きされて無くなります9。
このことは「コマンド > ファイル名」
でファイルにコマンドの実行結果を書き込むときも同様です10。
誤って必要なファイルを消さないように,
既存のファイルをよく確認してから実行しましょう。
- 再び ls を実行してから cat now を実行しましょう。
- ファイル now の名前を old に変更します。
mv now old を実行してください。
名前が変わったことを ls コマンドで確認してください。
cat コマンドでファイルの中身も見てみましょう。
- old と同じ内容のファイル old.copy を作ります。
cp old old.copy を実行してください。
ファイルができたか ls で確認してから,
old と old.copy の内容を見比べてみましょう。
- old.copy を削除します。rm old.copy を実行してください。
うまくいったか確認してください。
- 続いて old と this_month を削除してください。結果を確認してください。