3.1 ファイルを作って見てみよう -- ls, cat, >, »

では,実際に試してみましょう。

  1. ls コマンドを実行してみましょう。
    まだファイルを作っていないので,何も表示されません。
  2. date コマンドを実行してみましょう。
    現在の時刻が表示されましたね。

  3. date > now を実行しましょう。
    date コマンドの実行結果は 画面に表示されません。その代わりに, now という名前のファイルに書き込まれました。

  4. 再度, ls を実行してみましょう。
    now という名前のファイルがありますね。

  5. cat now を実行して,now の中身を見てみましょう。

3.1.1 練習: ファイルへの内容追加など

  1. date >> now を実行してください。 続いて lscat now を実行しましょう。
    date コマンドの結果が追加されて,now の内容が 2 行になりました。

  2. 再度 date > now を実行してから, lscat now を実行しましょう。
    元の now の内容は無くなってしまいましたね。 >> はコマンドの実行結果をファイルに追加するのに対し, > はファイルの中身を新しい結果で置き換えます。
  3. now cat を試してみましょう。
    しかられましたね。 一般に,プロンプトに続いては,ファイル名 (now) ではなく, コマンド名 (cat) を打つ必要があります 6

  4. cat dog を実行してみましょう。
    cat コマンドの引数には,既存のファイルの名前を与えなければいけません。

  5. 引数を与えずに cat を実行してみましょう。
    プロンプトが現れませんね。 第 1.3節を読んで,正しい対処をしてください。