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2.1 復習 -- コマンド出力の保存

2.1.1 コマンド出力のファイルへの保存

コマンド command が画面に表示する内容を, ファイル名が file であるファイルに格納するには
command [argument ...] > file
とします。 ここで [argument ... ] は, command に引数を与えたければ [argument ...] の箇所に記述できることを意味します。 file として,存在しないファイルを指定すれば, file が自動的に作成されます。 file が既存のファイルならば, その内容は command の出力で上書きされます4

cal 2009 > year を実行してください。

2.1.2 コマンド出力の既存ファイルへの追加

既に存在するファイルにコマンド出力を追加したい場合には > の代わりに >> を使い,
command [argument ...] >> file
とします。

2.1.3 練習

  1. date コマンドと cal コマンドを普通に実行して,画面の表示を確認し てください。

  2. >>> の使い方を確かめるために,以下を順に実行し てください。一行実行する度に cat コマンドでファイル now の内容を 確認してください。
     date > now
     cal > now
     date >> now