ミニバッファでは,同一行内のカーソル移動コマンド(C-a, C-b, C-f, C-e等) や文字の削除(<BS>),行の消去コマンド(C-k)を使って,入力して いる文字を編集することができます。加えて,次に説明する入力補完機能を利用 することができます。
Find file: ~/
となることを確認してください。
Find file: ~/emacs_motion
となるはずです。これが入力補完です。
ホームディレクトリ (~
) に存在するファイルのうち,ファイル
名が emacs で始まるものは emacs_motion しかありませんから,emacs を入
力した時点で,残りの文字列が何であるかは一意に決まります。<TAB>
を押すと,その残りの文字列が補完されるのです。
emacs_m などとタイプしてから <TAB> を押しても,結果は同じ です。
Find file: ~/commands
となります。
com で始まるファイルは,commands_file と commands の二つありますか
ら,com だけだとどちらを読み込むのか決められません。
<TAB> は,できる限りの範囲で文字列を補完します。
Find file: ~/commands_
にしてください。commands_ で始まるファイルは commands_file だけですか
ら,この時点で <TAB> を押せば,残りは完全に補完されるはずです。
実際にやってみましょう。
C-g はコマンドの中断です。覚えていましたか?
? は補完できる名前の候補を一覧表示します。どんなファイルがある のか忘れてしまった場合には,この一覧を見ながら,入力することがで きます24。
<TAB> | 補完 |
? | 補完候補の一覧表示 |