3.1 例題 1 -- ファイルの新規作成

ファイルの中身が
ls - list directory contents
mv - move files
である commands という名前のファイルを Emacs を使って作成します。以下の操 作を行ってください。

  1. Emacs が起動していなければ emacs & で起動してください。

  2. ファイルを新しく作成するには,Emacs のメニューバーからマウスで
    File -> Open File...
    を選択します。 後でキーボードを使って同じことができるように, キー操作 (File メニューの Open File 項目の括弧内の文字) が, 第 4章 の Emacs コマンド一覧のどこに載っているかを確認しておきましょう。
    最下行のエコー領域に Find file: ~/ というメッセージが現れます。 カーソルもエコー領域に移動しましたので, ここにキーボードから文字を入力できます。 エコー領域は,文字入力できる状態になったとき, ミニバッファと呼ばれます。

  3. 作成するファイルの名前 commands をミニバッファに入力して <ENTER> を押しましょう。 入力を誤ったら <ENTER> を押す前に <BS> を使って修正するか, C-g を押して 2. からやり直してください。
    ウィンドウ下部のモード行には,これから作成するファイルの名前 commands が表示されます。カーソルは上部のウィンドウに戻ります。

  4. 作成するファイル commands の中身
    ls - list directory contents
    mv - move files
    
    を Emacs のウィンドウに入力してください。

    改行するには <ENTER> を押します。文字の修正には <BS> が使えます。 カーソルの移動には矢印のキーを使うことにします。

  5. Emacs に入力したテキスト(文書)をファイルに保存するには,
    File -> Save (current buffer)
    を選択します。キーボード操作の方法も確認しておきましょう。
    エコー領域 (最下行) に Wrote ... というメッセージが表示され, 保存に成功したことがわかります。これでファイル commands ができあ がりました。

  6. 一度 Emacs を終了し,ファイル commands の内容を cat コマンドで確認してください。