1.4 vi の主要コマンド

機能 コマンド コメント
テキストを入力する i text <ESC> カーソルの位置にtextを挿入する (insert)
  a text <ESC> カーソルの右にtextを追加する (append)
  o text <ESC> 今いる(カーソルがある)行の下にtextを入れる
  O text <ESC> 今いる行の上にtextを入れる
ファイルを保存する :w <ENTER> 編集中のファイルを元の名前のまま保存する
  :w file <ENTER> 編集中のファイルを file として保存する
vi を出る ZZ (:x <ENTER>) ファイルを保存し vi を出る
  :q! <ENTER> ファイルを保存せず vi を出る
カーソルを動かす h ($\leftarrow$) 左隣に移動する
  l エル (<SPACE> または $\rightarrow$) 右隣に移動する
  k ($\uparrow$) 上に移動する
  j (<ENTER> または $\downarrow$) 下に移動する
  0 ゼロ 行頭に移動する
  $ 行末に移動する
  G 最後の行に移動する
  n G n行に移動する
テキストを削除する x 今いる文字(カーソルが乗っている文字)を削除する
  X カーソルの左隣の文字を削除する
  dw 今いる単語を削除する
  dd 今いる行を削除する
テキストを検索する / string <ENTER>  stringが最初に現れる位置にカーソルを移動する
  n 一番最近行った検索を繰り返す
テキストを置換する r character 今いる文字をcharacterで置換する
  cw text <ESC> 今いる単語を text で置換する
  cc text <ESC> 今いる行を text で置換する
変更を繰り返す . 直前のコマンドによる変更を繰り返す
変更を取り消す u 直前のコマンドによる変更を取り消す(undo)
テキストをコピーする yy 今いる行を名前なしバッファにコピー(ヤンク)する
  p 名前なしバッファ中のテキストを挿入(プット)する

括弧 () は当該操作を他のコマンドで行えることを表します。 のコマンドを括弧内に併記しています。

斜体字 (italic) の箇所は具体的なものに置き換えて記述します。 例えば,text には入力テキストを,file にはファイル名を書きます。