時間の都合上,授業の進み具合によっては,テキストの内容の一部を来週に振り替えることがあります.また,テキストの流れと異なり,一部の内容を授業の最初に扱うこともあります.
本学で授業を履修するためには,大学教育情報システムというシステムを使わなければなりません。
大学教育情報システムへの接続(アクセス)や利用の方法は,「大学教育情報システム使用マニュアル」に記載されているとおりです.ただし,初回アクセス時に,操作に混乱する可能性がありますので,ここで実際に Web ブラウザ (Mozilla Firefox) を使って大学教育情報システムにアクセスしてみましょう.
学内からのアクセスの場合,本学(全キャンパス)の公式 Web サイト(http://www.hokkyodai.ac.jp/)から「在学生の方」--->「大学教育情報システム」とたどります.
またはブラウザに直接URI(https://eis.sap.hokkyodai.ac.jp)を入力しても利用できます.
学内のPCからFirefox(バージョン 3)で大学教育情報システムにうまく接続できない場合,北海道教育大学函館校情報システムトップページの下部にある その他(参考情報)に記載されていることに従い,操作してみてください.ただし,Firefox のバージョン(リリース番号)によっては,少々,操作が異なることがありますので,その場合には担当者の指示に従ってください。
コンピュータ上にて,文書を作成するためのアプリケーションのひとつとして,「ワードプロセッサ」(以下,「ワープロ」とよびます)があります. i.
今回の授業では,ワープロを利用した文書の作成について基本的な解説を行い,あわせて実習を行います.なお函館キャンパスに設置されている多くのコンピュータでは,ワープロとして「Microsoft Word」が利用できますので,今回はこのアプリケーションをもとに,解説および実習をすすめてゆきます. ii.
今回の授業でふれる事柄は「Word」以外のワープロにおいても応用できるはずです.より詳しい,高度な利用方法については,ヘルプや参考図書を使って調べてください.
ワープロを用いる場合,作成した文書は電子データのファイルとして保存されることになります.ですので,紙に文字を書き連ねていくのとは異なり,文書の修正,加筆や再利用が簡単にできます.したがって,このワープロの特性を生かした文書作成を行う必要があります.
さらにワープロの特性として,最終的に印刷する文書としての内容を確認できることが挙げられます.つまり常に「できあがり」をイメージしながらの文書作成ができるということです. iii.
最初に,文書を作成する際の「手順」について簡単に説明しておきます.
この手順に従って,ワープロにて文書を作成する場合,手順の3.以降の作業をワープロにて行うことになります.
レポートなどの文書を作成する場合,その文書には必ず「題名」や「見出し」をつけます.また,執筆者の氏名や日付などの情報も入れておくこともあります.
レポートなどの文書は「章」というまとまりをいくつか組み合わせて作成されます.また,ひとつの「章」は複数の「節」というより小さいまとまりを組み合わせて構成されています. iv.
この「章」や「節」には必ず「見出し」をつけておきます.
ワープロにて文書を作成する場合,文書の本文は,特に必要がない限り,段落ごとに改行します.これは段落も「章」や「節」を構成する要素のひとつであることを意識しつつ,文書を作成するうえからも必要なことといえます.
ワープロでは文書において,文字の大きさや種類(書体)を変更することができます.
また,文章の一部や全体を「右寄せ」「中央寄せ」にすることができます.
ただし,自由に,どの文章でも強調したり,寄せたりしてよいわけではありません.
なぜなら,これらの機能は,「題名」や「見出し」を本文と区別しやすくするために用いたり,本文中で強調したい箇所などに対して利用するからです.
あくまでも,文字を強調したり,寄せたりするのは,文書において話の流れをわかりやすく(読みやすく)するために行うのだ,ということです.
なお,詳しいやり方は担当者からの指示に従ってください.
文書を作成したら,ファイルとして保存しておきます.
文書をファイルとして保存する場合,名前をつける必要がありますが,その文書の内容がわかるような名前をつけておきましょう.
もし,仮に文書が作成途中であっても,ファイルとして保存しておくことを推奨します.また,ファイル名を変えて保存すると,コピーをとったことになるので,万一元のファイルを消してしまった場合でも,文書を開くことができます.
キャンパス内では利用者個人専用の保存場所(Hドライブ)を提供していますので,そこに保存したり,または「マイ ドキュメント」に保存することにします.
さきほど保存した文書ファイルを開いてみましょう.
キャンパス内では,コンピュータとプリンタがお互いにネットワークでつながっており,利用者が共同で利用することができます.
キャンパス内のWindowsを利用するコンピュータから印刷するためには,函館校情報システムのページ (http://system.hak.hokkyodai.ac.jp/) の「プリンタの利用法」を参照し,担当者の指示に従って行います.
プリンタを利用する際に,例えば紙切れに気づかず,何回も印刷の命令をプリンタへ送ってしまうことがあります.または,何らかの事情で,自分が送った印刷命令を取り消したい場合もあるでしょう.
このような場合,自分が送った印刷命令を取り消すことができます.
まず「プリンタとFAX」を開きます.その手順については,「 プリンタの利用法 」を参照してください.
「プリンタとFAX」のウインドウには,自分が接続したプリンタのアイコンがあります.それを開きます.
もし,そのウインドウに,送られた印刷命令が表示されていれば,取り消すことが可能です.その場合は,取り消したい印刷命令を選び,「ドキュメント」--->「キャンセル」と選びます.
ただし,自分以外の利用者が送った印刷命令は取り消すことができません.同じ利用者の送った印刷命令が大量にあり,利用に支障をきたす場合は,管理者に連絡してください.
「プリンタの利用法」に書かれているもの以外だと思われるトラブルの場合,管理者へ連絡してください.連絡先は教室に掲示されています。
プリンタにかかわらず,コンピュータやネットワークの障害が発生したと思われる場合,自分で対処できないようならば管理者へ連絡してください.
決して,障害を放置したまま立ち去ることのないようにしてください.
みなさんには,通知書によって初期パスワードが与えられていますが,初期パスワードをそのまま使い続けることは,セキュリティ的に好ましいことではありません。 そこで,自分でパスワードを考えて,パスワード変更をする必要があります。 ただし,変更するパスワードはできるだけ強固で,他人に破られにくいものとする必要があります。
良いパスワードに求められる要件として,以下のことが挙げられます。
このようなパスワードを考えることは大変ですので,作り方の例を挙げてみましょう。
この方法では,例えば,次の順で最終的なパスワードを作ることができます。
誤植(変換)のパターンとしては,ゼロとオーの入れかえや,イチとエルの入れ替えなどが使われますが,あまり一般化された変換だと想像されやすくなりますので,さまざまな変換をうまく組み合わせることが大切です。
方法1の 1. を単語ではなく覚えやすいフレーズにし,文字の変換後に各単語の頭文字を取り出す,といった方法も考えられます。
ただし,ここで紹介した方法にあまりとらわれず,自分なりのパスワードの作成方法を考えてみることが大切です。
次回の授業で函館校教育用情報システム (Windows PC) と大学教育情報システムのパスワード変更を行いますので,それらのための適当なパスワードを考えてきてください。 パスワードは二つ必要ですが,同じ大学のシステムで用いるパスワードですので,違いはわずかでも構いません。
まず前回の方法でタッチタイプ練習用のソフトウェアを起動してください。 説明を読むことで,タッチタイプとは何であって,どう行うのかを学んでください。
タッチタイプのポイントは
です。画面に表示される指の動かし方だけを見てタイピング練習を行いましょう。
タッチタイプができるようになれば,文章を書いたり,プログラミングしたりする際に,キーを打つことを考える必要がなくなり,本来の思考に集中できます。コンピュータを考えるための道具として使うには,タッチタイプは必須の技能です。
タッチタイプの練習は授業の合間の空き時間などに,各自で行ってください。どんどん上のレベルを目指して頑張りましょう.
脚注