1. 本学情報システムとコンピュータの基本操作
目次
1 本資料の目的
- この授業の目的・内容・成績評価等について知る
- コンピュータの基本操作(ウィンドウ操作,Web ブラウザの操作)を確認する
- 教育支援総合システム (LCU) へのアクセス方法を知る
- パスワードの適切な扱い方,および,安全なパスワードの作り方を知り,本学から与えられたアカウントのパスワードを変更できるようになる。
- タッチタイプの方法を知り,タッチタイプの練習ができるようになる。
2 この授業について
シラバスを参照しましょう。
3 ユーザーアカウントの扱いに関する注意
本学学生は履修登録等に使うユーザーアカウントを付与されています。 このアカウント(特にパスワード)は厳重に管理してください。 次の行為は本学の規則で禁じられていますので,行わないこと。
- 本学から付与されたアカウントを他人に貸与すること
- 自分のパスワードを他の人に教えること
- パスワードを他人の目に触れる場所にメモすること
4 コンピュータの基本操作
4.1 ウィンドウ操作
コンピュータで何か作業を行う際には, いつも画面全体を使って一つのアプリケーションを動かすのではなく, 用途に応じてウィンドウを適当な大きさにしてから適当な場所に移動し, ウィンドウを使いやすい状態にすると作業効率が高まります。
何かウィンドウを開いて,次の操作を試しましょう。
- ウィンドウ右上隅に配置されているウィンドウの最小化ボタンおよび最大化/ウィンドウ化ボタンを使ってみましょう。
- ウィンドウ上部のタイトルバーをドラッグしてウィンドウを移動させてみましょう。
- ウィンドウの「角」や「辺」をドラッグして大きさを変えてみましょう。
- ウィンドウを閉じましょう。
4.2 Web ブラウザの基本操作
Web ブラウザには様々なもの(Google Chrome, Microsoft Edge, Apple Safari … 等々)がありますが, 操作方法の多くは共通しています。 ここでは Mozilla Firefox (略して Firefox) での基本操作の方法を記していますが,自分が使っている Web ブラウザで以下の操作はできるようにしておきましょう。
4.2.1 起動
- デスクトップの Mozilla Firefox というアイコンをダブルクリック
- スタートボタンから Mozilla Firefox をクリック
など。
4.2.2 ブックマーク(お気に入り)
ブックマークは,閲覧中のページを後で簡単に再度閲覧するためのものです。
- 閲覧中のページをブックマークに追加するには,ロケーションバー(URL等を入力するところ)の右側の星形のボタンをクリックする。
- ブックマークを使うには,ブラウザのアプリケーションメニュー(Firefox の場合はウィンドウ右上隅の『三』)から「ブックマーク」をクリックする。
4.2.3 ダウンロードしたファイルを使う
ダウンロードしたファイルを開いたり,ファイルが入ったフォルダを開くには次の操作をします。
- ダウンロードボタン(下向き矢印のボタン)をクリックし,現れた項目の右側にあるフォルダの形のアイコンをクリックする。
4.2.4 リンク元のページに戻る(前に戻る)・先に進む
- 左上隅の大きな ← や,隣の → を押す。長押しまたは右クリックで履歴を表示できる。
4.2.5 ページの再読込み
- 左上隅の大きな丸い矢印をクリックする。(あるいは Ctrl-r)
4.2.6 リンク先に対する操作
Web ページ内のハイパーリンク等を右クリックすると,リンク先に関する「コンテキストメニュー」を開くことできます。 よく使うのは次の操作です。
- リンクを新しいタブで開く
- 名前を付けてリンク先を保存
5 教育支援総合システム (LCU; LiveCampusU) の利用
「教育支援総合システム」は
- 履修登録
- 各種連絡事項の確認
- 授業課題の確認・提出
など,本学で修学する上で必要になる Web システムです。
このシステムの利用方法は「教育支援総合システム使用マニュアル」(「学生・教職員用マニュアル等」の「教育支援総合マニュアル」からオンラインで閲覧可能)に記載されています。自分で調べて使いこなしましょう。
5.1 教育支援総合システムへのアクセス
ここでは Web ブラウザを使って実際に教育支援総合システムにアクセスしてみます。
本学(全キャンパス)の公式 Web サイト (http://www.hokkyodai.ac.jp/) から
「在学生の方」–>「教育支援総合システム」
またはブラウザに直接 URL
を入力してアクセスします。
5.2 履修登録と時間割印刷
本学の授業を履修するには履修登録が必要です。 そのためには,システム上で履修登録作業(履修する科目の登録)を行って時間割を印刷し,必要書類とともに自分の学生指導教員に提出します。
ここでは, 本授業 (「現代社会の情報活用」 / 「情報機器の操作」) の履修登録がまだであれば, LCU 上で自分のクラスの履修登録作業を行ってください。
履修登録を完了するには,時間割を印刷して提出する必要がありますが,
情報コンセント室(8号館1階),第8共用情報処理室(8号館2階)
にはプリンタがあり,各自の PC を USB 接続して使用します。
5.2.1 本校のプリンタ利用上の注意
- 用紙は各自持参したものを使ってください。紙詰まり防止のため,必ず新しい印刷用(PPC)用紙を使ってください。しわになった紙や印刷目的でない紙(レポート用紙やルーズリーフノート用紙など)は使わないでくさい。
- プリンタに詰まった紙を取り除く際などに,プリンタを乱暴に扱わないでください。
- 印刷に失敗した紙は放置せず,各自で捨てるなどしてください。
6 パスワード変更
みなさんには,本学アカウントの通知書によって初期パスワードが与えられていますが, 初期パスワードをそのまま使い続けることは,セキュリティ面で好ましいことではありません。 そのため,初期パスワードは変更すべきですが, 変更するパスワードはできるだけ強固で,破られにくいものとしなければなりません。 安易なパスワードへの変更は,かえって危険です。
6.1 安全なパスワードとは
安全なパスワードに求められる要件として,以下のことが挙げられます。
- 安易な文字列としない(1234, password, qwerty 等)
- ユーザー名(ユーザーID)をパスワードに含めない
- 電話番号や誕生日など,個人情報を基にした文字列は使用しない
- 辞書に載っている単語や固有名詞をそのまま使わない
- アルファベットの大文字・小文字,数字,記号を混ぜる
- 長くする(10 文字以上)
- 複数のサービスで同じパスワードを使い回さない
- 覚えやすいものにする
また,パスワードは
- 定期的に変更することが望ましい
です。
本学にはパスワードに関するガイドラインがあります。
教育支援総合システムの「関連リンク」の中の「情報セキュリティポリシー」 から 「情報システム利用者パスワードガイドライン」 を開き,後で一読しておきましょう。
6.2 新しいパスワードを考える (参照: IPA チョコっと+パスワード)
パスワードは先に挙げた要件を全て満たす必要がありますが, そのようなパスワードを考えるのはなかなかに大変ですので,作り方の例を紹介しましょう。 これをヒントに自分なりのパスワードの作成方法を考えてみるとよいでしょう。 もちろん,ここに掲載されたパスワードの例を,そのまま自分のパスワードにするのは論外です。
パスワードは人の目につく場所や,紛失する可能性のあるものに記録しないでください。
6.2.1 方法 1
覚えやすいフレーズを元にパスワードを作っていく方法です。
「チョコっと プラス パスワード 2015!」 ==> Chocotto + password 2015! ==> Cho+pw15!
6.2.2 方法 2
覚えやすい単語等を元に,ことば遊びでパスワードを作っていく方法です。
Chocolate ==> Chokore-to ==> Choko0-10?
これらの方法で使われる文字の置き換えには, S と $ 記号の入れ替え,0 (ゼロ) と O または o (オ―) の入れ替え,1 (いち) と l (エル) の入れ替え,2 と Z または z の入れ替えなどがあります。 ただし,あまり一般化されたルールだと想像されやすくなりますので,独自な置き換えを考えるとよりよいです。
6.3 パスワードポリシー
システムのパスワードには,パスワードポリシーと呼ばれるパスワードが満たすべき具体的なルールが定められていることがあります。 それに反するパスワードを設定しようとしても,システムが受け付けないことがありますから,パスワードを変更する際にはパスワードポリシーを確認することを勧めます。
6.4 パスワードの変更
本学のパスワード変更のページは,教育支援総合システムの「関連リンク」から表示できます。 授業では,パスワード変更の方法のみ確認しますので,実際の変更操作は各自で別の時間に行ってください。 ただし,安易なパスワードに変更しないよう注意してください。
7 タッチタイプ
7.1 タッチタイプとは
タッチタイプとは,キーボードを見ないで文字入力をするための技術です。
タッチタイプができれば,コンピュータで文章を書いたり,プログラミングしたりする際に,キーを打つことを意識する必要がなくなり,本来行うべき思考に集中できます。コンピュータを考えるための道具として使うには,タッチタイプは大切な技能です。
タッチタイプを行う際の重要なポイントは次のとおりです。
- タイピング時にキーボードを見ないこと
- 正しい指でキーを打つこと
- 指をホームポジションから離したら,すぐにホームポジションに戻すこと
7.2 タッチタイプの練習
タッチタイプ練習用のソフトウェアは数々ありますが, タッチタイプについての詳しい説明や練習方法の説明が含まれたものとして 「猫タイピング」があります。 個人利用の用途には Microsoft Store などから無償でインストールできますので,おすすめします1。 時間があればインストールして「チュートリアル」から始めてみましょう。
脚注:
他に, https://typing.twi1.me/training や https://www.e-typing.ne.jp/ のように,タッチタイプの学習や練習が可能な Web サイトもあります。 ページ下部の「利用規約」に目を通してから利用するのがいいでしょう。