6. プレゼンテーションソフトウェアの利用

目次

1 今回の目的

  • スライドへの文字入力や図表・図形の挿入,デザインの選択ができる。
  • プレゼンテーションに適した良いスライドを作成できる。

2 PowerPoint の使い方

2.1 プレゼンテーションソフトウェアについて

コンピュータを使って口頭発表・説明(プレゼンテーション;略してプレゼンと呼ぶことがある)を行うためのアプリケーションとして, プレゼンテーションソフトウェアがあります。 ここでは Microsoft Office PowerPoint 2016 (以下,PowerPoint と呼ぶ) を使います1

2.2 基本操作

2.2.1 起動

Windows のスタートメニューから起動できます。 この授業では「新しいプレゼンテーション」を選んでスライド作成を始めます。

2.2.2 タイトルスライド

以下を入力しましょう。

  • タイトル: PowerPoint の使い方
  • サブタイトル: 学生番号と氏名

2.2.3 「タイトルとコンテンツ」スライドでの文字入力

  1. スライドの追加
    • 新しいスライド -> 「タイトルとコンテンツ」
  2. タイトルの入力
    • 「文字入力の基本」と入力しましょう
  3. 文字コンテンツの入力
    • 文字コンテンツの入力は箇条書きに設定されています。 以下になるように入力しましょう。

      - カーソル位置に文字入力
        - タブキーで右にインデント
      - Shift + Tab で左に戻る
        - タブキーでインデント
          - さらにインデント
      
    • 箇条書き以外の文字入力は,箇条書きボタンなどで設定を外すか,テキストボックス(「挿入」タブ -> テキストボックス)を作成して行えます。

2.2.4 スライド作成の注意など

  • 口頭発表用のスライドは視覚に訴えるように作ります。文章を書くのは控えましょう。
    • できるだけ図に
    • さもなくばキーワードで箇条書き
  • PowerPoint ウィンドウ下部の「ノート」を押すと,口頭発表用のメモを書き込めます。
  • 「1スライドに1テーマ」が原則です。

2.2.5 プレゼンテーション用のスライド表示

  • 「スライドショー」タブ -> 「最初から」,「現在のスライドから」
  • キーボード操作でスライドショーを終える: Esc(エスケープ)キー2

2.2.6 ファイルへの保存とファイル形式

  • スライドをファイルに保存する際の標準のファイルの種類は,拡張子が pptx の「PowerPoint プレゼンテーション」ファイルです。
  • ファイルへの上書き保存は,キーボードから Ctrl-s でも行えます。

2.3 その他

2.3.1 「ホーム」タブでの基本操作

  • 新しいスライド
  • レイアウト
  • フォントや文字の大きさ・色などの変更
  • 図形描画

2.3.2 スライドデザインの選択

  • 「デザイン」タブから

2.3.3 図表などの挿入

  1. クリップボードからの貼り付け
    • (他の)アプリケーション上の図をコピーして貼り付け (copy and paste)
    • (他の)アプリケーションから図をマウスでドラッグ
  2. 画像ファイルの挿入
    • 「挿入」タブ -> 「画像」ボタン
    • フォルダ内の図のファイルをマウスでドラッグ
  3. 他のオブジェクトの挿入
    • 「挿入」タブ -> 「メディア」ボタン
      • Windows に付属のメディアファイルが C:\Windows\Media フォルダにあるので試すとよい

2.3.4 アニメーションの設定

品良く上手く使うと効果的です(多用は嫌われます)。

  • 「アニメーション」タブ
    • アニメーション効果を付与する文字や図などを選んで「アニメーション」欄から設定
    • 試すのは「プレビューボタン」
    • 細かな設定は「アニメーションウィンドウ」

3 課題

  1. 「2 パワーポイントの使い方」で作成した PowerPoint のファイルを大学教育情報システムから提出してください。
  2. 次回の授業ではパワーポイントを使った自己紹介を,持ち時間3分で行ってもらいます。そのためのスライドを作成して,大学教育情報システムから提出してください。

脚注:

1

口頭での発表や説明には,プレゼンテーションソフトウェアに限らず,様々なソフトウェアが使えます。

2

Esc キーは現在行っている操作を止めるためのキーです。PowerPoint に限らず,いろいろなアプリケーション等で使えることがあるので覚えておくとよいです。

日付: 2019/5/29

著者: 今野 英明

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