11. プレゼンテーションソフトウェアの利用

目次

1 今回の目的

  • スライドへの文字入力や図表・図形の挿入,デザインの選択ができる。
  • プレゼンテーションに適した良いスライドを作成できる。

2 PowerPoint の使い方

2.1 プレゼンテーションソフトウェアについて

コンピュータを使って口頭発表・説明(プレゼンテーション;略してプレゼンと呼ぶことがある)を行うためのアプリケーションとして, プレゼンテーションソフトウェアがあります。 ここでは Microsoft Office PowerPoint 2013 (以下,PowerPoint と呼ぶ) を使います1

2.2 基本操作

2.2.1 起動

Windows のスタートメニューから起動できます。 この授業では「新しいプレゼンテーション」を選んでスライド作成を始めます。

2.2.2 タイトルスライド

以下を入力しましょう。

  • タイトル: PowerPoint の使い方
  • サブタイトル: 学生番号と氏名

2.2.3 「タイトルとコンテンツ」スライド

  1. スライドの追加
    • 新しいスライド -> 「タイトルとコンテンツ」
  2. タイトルの入力
    • 「文字入力の基本」と入力しましょう
  3. 文字コンテンツの入力
    • 文字コンテンツの入力は箇条書きに設定されています。 以下になるように入力しましょう。
      - カーソル位置に文字入力
        - タブキーで右にインデント
      - Shift + Tab で左に戻る
        - タブキーでインデント
          - さらにタブキーでインデント
      
    • 箇条書き以外の文字入力は,箇条書きボタンなどで設定を外すか,テキストボックス(「挿入」タブ -> テキストボックス)を作成して行えます。

2.2.4 スライド作成の注意など

  • 口頭発表用のスライドは視覚に訴えるように作ります。文章を書くのは控えましょう。
    • できるだけ図に
    • さもなくばキーワードで箇条書き
  • PowerPoint ウィンドウ下部の「ノート」を押すと,口頭発表用のメモを書き込めます。
  • 1スライドには1テーマが原則です。

2.2.5 ファイルへの保存とファイル形式

スライドをファイルに保存する際の標準のファイルの種類は, 拡張子が pptx の「PowerPoint プレゼンテーション」ファイルです。

ファイルへの上書き保存は,キーボードから Ctrl-s でも行えます。

2.2.6 「ホーム」タブでの基本操作

  • 新しいスライド
  • レイアウト
  • フォントや文字の大きさ・色などの変更
  • 図形描画

2.2.7 スライドデザインの選択

  • 「デザイン」タブから

2.2.8 図表などの挿入

  1. クリップボードからの貼り付け
    • (他の)アプリケーション上の図をコピーして貼り付け (copy and paste)
    • (他の)アプリケーションから図をマウスでドラッグ
  2. 画像ファイルの挿入
    • 「挿入」タブ -> 「画像」ボタン
    • フォルダ内の図のファイルをマウスでドラッグ
  3. 他のオブジェクトの挿入
    • 「挿入」タブ -> 「メディア」ボタン
      • Windows に付属のメディアファイルが C:\Windows\Media フォルダにあるので試すとよい

2.2.9 アニメーションの設定

品良く上手く使うと効果的です(多用は嫌われます)。

  • 「アニメーション」タブ
    • アニメーション効果を付与する文字や図などを選んで「アニメーション」欄から設定
    • 試すのは「プレビューボタン」
    • 細かな設定は「アニメーションウィンドウ」

3 課題

上手なスライドの作り方や発表の仕方を口頭発表するつもりで, そのための PowerPoint スライドを作成してください。 表紙スライド 1 枚と本文スライド 5 枚以上で構成してください。

課題を行うにあたり,

など,役に立つ資料を探して参考にしてください。

スライドは PowerPoint プレゼンテーション形式 (.pptx) でファイルに保存し, 大学教育情報システムから提出してください。

脚注:

1

口頭での発表や説明には,プレゼンテーションソフトウェアに限らず,様々なソフトウェアが使えます。

日付: 2018/7/12

著者: 今野 英明

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