単語音声波形とスペクトルの観察

  1. 単語音声の収録と観察
    1. 前回実習資料を参考にして,単語音声「単体」,「短波」,「単価」,(2度目の)「単体」を wavesurfer で収録し,各単語を個別のファイルに保存しなさい。ファイル名は tantai01.wav 等とする。 ファイルへの保存時には,単語区間全体をファイルに納めるように注意すること。 ただし,単語前後の無音・雑音区間は短めにすること。
    2. 単語音声の入った各ファイルに関して,各音素の区間をマウスで選択して再生し,どのように聞こえるか確かめた上で,各音素の開始・終了時の入ったテキストファイルを作りなさい (このような作業を音素セグメンテーションという)。例えば次のようなテキストファイル tantai01.lab を作る。このようなファイルは Wavesurfer の transcription pane を使って作ることもできる。
      0.0000000 0.3100000 sil 
      0.3100000 0.3700000 t 
      0.3700000 0.5400000 a 
      0.5400000 0.6400000 N 
      0.6400000 0.7400000 t 
      0.7400000 0.7600000 a 
      0.7600000 0.8900000 i 
      0.8900000 1.1100000 sil 
      
      (最初の無音区間は0から0.31秒)
      音素表記には次の音素一覧を使うこととする。
      sil a i u e o a: i: u: e: o: N p t k b d g s sh z j ch ts f h m n r w y py ky by dy gy hy my ny ry q
      ここで sil は無音区間を, a: i: u: e: o: は長母音(長く伸ばした母音)を,q は促音(っ)を意味することとする。
    3. 収録した三単語の各音素区間の波形やスペクトルを観察する。 特に単語の出だしの /taN/ の部分に,共通性や違いが見られるか。 /taN/ に続く部分はどうか。
    4. 時間があれば,「短波」,「単価」についても,音素セグメンテーションを行った結果を上記のようなファイルに入れる。