第1回:コンピュータへの「ログオン」/アプリケーションの利用
2010/04/15

1.はじめに

入学おめでとう

1年生のみなさん,入学おめでとうございます.

今日は,みなさんが,キャンパス内の情報機器を利用する第一歩を記す日です. これからは,これらの機器を学習,調査研究におおいに活用してほしいと 願っています.

この授業の目的

この授業の目的は,現代の社会においてあらゆるところで利用することになる情報機器の使い方と知識について学ぶことにあります.

今では情報機器はネットワークでお互いにつながっており,さらにインターネットを通じて情報を得たり,人とコミュニケーションをとることが当たり前の世の中になっています.

そこで,これからみなさんが大学生活の中で学習・調査・研究に役立つためのスキルと知識を学ぶ必要があります.この授業ではそのうち基礎的なものについて,実習形式で学んでいきます.

授業の形式

さきほど述べたように,この授業は実習形式で行います.講義形式の授業と違い,教員からの説明をただ聞いているだけではいけません.必要な説明は行いますが,基本はみなさんが実際に「操作してみる」ことにあります.

授業を受けるうえでの注意事項

ここで授業を受けるうえでの注意をします.この授業は実習形式ですので,成績評価において出席を重視します.欠席回数が5回に達した時点で不可となりますので,十分に注意してください.

ただし以下の事情による場合は欠席と数えません.

いずれの場合も,事前もしくは事後すみやかに担当者へ連絡してください.なお病欠の場合は「診断書またはその写し」の提示が必要となります.

テキストはWebで提供します

この授業は紙のテキストはありません.授業テキストや必要な資料などはWebで提供していきます.ですので手元のコンピュータから見ることができます.また,学内学外を問わず,インターネットを通じていつでも見ることができますので,授業の復習にぜひ役立ててください. i.

2.今日はどのような授業?

  1. コンピュータの電源の「入れ方」「切り方」を学ぶこと
  2. Windowsに「ログオン」するやり方を学ぶこと
  3. 函館キャンパスにある情報機器を利用できる部屋の場所を知ること
  4. ソフトウェアを起動するやり方を学ぶこと
  5. タッチタイプの練習

を目的とした実習を行います.

3.利用情報通知書について

はじめに,配布しました利利用情報通知書を見てください.この利用情報通知書は,函館キャンパスの教育用情報システムを利用するうえで大切な書類です.まずはこの通知書を読みましょう.

この通知書に記載されている事項を確認しましたか?通知書には「大学教育情報システム/函館校教育用情報システム利用情報通知書」と書かれていますね.実は,この通知書に記載されている「ユーザ名」「初期パスワード」は函館キャンパスの教育用情報システムの利用だけでなく,大学教育情報システムの利用のためにも必要となります.

ですので,みだりに他人へ見せてはいけません.また,通知書自体無くさないようにしましょう. ii.

教育用情報システムの利用については,函館キャンパスの公式Webサイトに関連する情報が掲載されています.ですので,必ず目を通してください.URIは,

http://www.hak.hokkyodai.ac.jp/system/

です.「URI」はWebサイトの場所を示す「住所」のようなものだと思ってください.

4.電源を「入れて」から「切る」まで

最初に目の前にある情報機器,つまりコンピュータの電源を「入れて」から「切る」までに必要なことだけを学びます.

コンピュータの電源を入れてから利用できるようになるまで,ある作業をやっておく必要があります.

一般的に,複数のコンピュータを複数の人が共用して利用する場合,その利用者が本人であるかどうかを確認する作業が必要となります. iii. この作業がコンピュータを利用するための最初にステップになります.

また電源を切る際も,いきなり電源スイッチを押すのではなく,まずコンピュータに自分の利用が終わったことを知らせる作業を行ってから,電源を切らなくてはなりません.

このようなやり方は,大学や企業など,不特定多数の人間がコンピュータやネットワークを共同で利用する環境では,ほとんど必ずといってよいほど行われています.

例えば函館キャンパスでは,現在のところOSとしてWindowsが利用できるようになっています.そこで先ほど示した電源を入れてから切るまでの流れを,Windowsに対応させると,

「電源を入れる」-->「ログオンする」-->(自分の作業を行う)-->「ログオフする」-->「電源を切る」

となります.先ほど述べた「本人であるかどうかを確認する作業」が「ログオン」に該当し,「コンピュータに自分の利用が終わったことを知らせる作業」が「ログオフ」に該当します.

ただし,この「ログオン」「ログオフ」という言葉はWindowsの世界でよく使われています.また,他のUNIXやMacの世界では「ログイン」「ログアウト」と言うことがあります.

電源を入れてみよう

まずは,電源を「入れる」ところから始めましょう.

目の前にあるコンピュータの電源スイッチを入れます.

電源スイッチの側には大抵電源が入っているかどうかを示すランプがあります.電源を入れる前にすでに入っていないかどうか,念のため確認しましょう.

念のためディスプレイ(テレビ)の電源も入っているからどうか確認します.

電源を入れると,ディスプレイ上の画面には,Windowsのロゴなどが表示されますが,しばらく待ちます.すると「Windowsへようこそ」と表示されます.

ログオンしてみよう

画面上に「Windowsへようこそ」と表示されたなら,つぎに「ログオン」します.

実際の方法ですが,まずは画面の表示にしたがって,キーボードにある以下のキーを押します.このとき,この3つのキーが全部押されている必要があります.

うまくキーを押せたなら,画面が切り替わります.

つぎにキーボードから,各自の「ユーザ名」と「パスワード」を入力することで,そのコンピュータを利用することができます. iv.

注意: 画面上にある「ログオン先」の項目が「GAIA」になっているかどうか確認してください.

ログオフしてみよう

コンピュータを利用し終えたなら,「ログオフ」してから電源を切ります. ログオフする方法には2通りあります.

授業では両方の方法でやってみますが,実際にはどちらか好みの方法でログオフしましょう.

キーボードからログオフする方法

以下の順番で操作してログオフしましょう.

  1. Ctrl キー,Alt キー,Delete キーを同時に押す.
  2. 画面が切り替わったら「ログオフ」をクリックする.
  3. 「ログオフ」をクリックする.

「スタート」からログオフする方法

以下の順番で操作してログオフしましょう.

  1. 「スタート」をクリックする.
  2. 「ログオフ」をクリックする.
  3. 「ログオフ」をクリックする.

電源を切ってみよう

では,コンピュータの電源を「切って」みましょう.ログオフしたら最初に見た「Windowsへようこそ」の画面に切り替わるまで,しばらく待ちます.

「Windowsへようこそ」の画面に切り替わりましたか?この画面には「ユーザ名」や「パスワード」を入力する箇所以外にも,「シャットダウン」というものがあります.ここをクリックしてください.

画面が切り替わりますので,そこで「シャットダウン」と表示されているのを確認してから「OK」をクリックします.

しばらく待ちますとコンピュータの電源が自動的に切れます.また,自動的に電源が切れない場合は,自分でスイッチを切ります.

電源が切れるのを待たずに,また,画面に電源を切っても良い旨のメッセージが表示されるまでは勝手に電源を切ってはいけません.

なお,このときの注意として,ディスプレイの電源も忘れず切るようにしましょう.

直接「シャットダウン」する

「ログオフ」するかわりに,最初から「シャットダウン」することでそのまま電源を切ることができます.部屋が混んでいて次に利用する人がたくさんいるときは「ログオフ」だけでとどめておくのが良いですが,そうでない場合,最初から「シャットダウン」を実行してもかまいません.

5.キャンパスにある情報機器利用可能な部屋・施設を知ろう

情報機器が利用できる部屋・施設

函館キャンパスには,いまみなさんが座っている部屋以外にも,情報機器が利用できる部屋や施設がいくつかあります.これらの部屋や施設について簡単に説明をします.

キャンパス内には,主に以下のような部屋・施設があり,そこで情報機器を利用することができます.

第1教育用計算機室

第1教育用計算機室は函館キャンパスの7号館3階にある施設です.ここには40台のコンピュータ,プリンタとスキャナが1台ずつ設置されています.これらの部屋は,授業で利用している時間帯以外は自由に利用することができます.

なお,この部屋のコンピュータで利用可能はソフトウェアの一覧がこちらから閲覧可能です.

マルチメディア処理室

マルチメディア処理室は函館キャンパスの7号館3階にある施設です(第1教育用計算機室の隣にあります).ここには第1教育用計算機室と同じ構成のコンピュータが4台,マルチメディア処理用のコンピュータが5台,プリンタとスキャナが1台ずつ設置されています.これらの部屋は,授業で利用している時間帯以外は自由に利用することができます.

なお,この部屋のコンピュータで利用可能はソフトウェアの一覧がこちらから閲覧可能です.

共用情報処理室

函館キャンパスには,「共用情報処理室」とよばれる部屋が複数あり,これらの部屋においても情報機器の利用が可能となっております.現在は,「第2共用情報処理室(2号館1階)」「第8共用情報処理室(8号館2階)」の2部屋が利用可能です.

「第8共用情報処理室」には25台のコンピュータとプリンタ,スキャナが1台ずつ設置されています.なお,この部屋のコンピュータで利用可能はソフトウェアの一覧がこちらから閲覧可能です.

この部屋たちも,授業で利用している時間帯以外は自由に利用することができます.

情報マルチメディア室

情報マルチメディア室は函館キャンパスの5号館1階にある施設です.ここには30台のコンピュータ,プリンタおよびスキャナが1台づつ設置されています.これらの部屋は,授業で利用している時間帯以外は自由に利用することができます.

なお,この部屋のコンピュータで利用可能はソフトウェアの一覧がこちらから閲覧可能です.

6.アプリケーションを起動しよう

コンピュータの電源を入れ必要な作業を終えると,いろいろなアプリケーションを利用することができます.アプリケーションを利用するためには起動しなくてはなりません.起動や終了の方法はいくつかあります.ここでは,Windowsにおける一般的な方法を学びます.つぎに函館キャンパス独自の方法についても学びます.

Windowsにおける一般的な方法

ここではWebサイトを閲覧するアプリケーション(授業では「ブラウザ」と呼ぶことにします)である「Mozilla Firefox」を起動してみます.

「スタート」->「すべてのプログラム」-->「Mozilla Firefox」-->「Mozilla Firefox」とたどり起動します.

ブラウザが起動できたら,一旦終了させましょう.担当者からの指示に従い,終了させます.

函館キャンパス独自の方法

函館キャンパスの内のコンピュータでは,いくつかのアプリケーションを以下の方法で起動することができます.今回はタッチタイプ練習用アプリケーションの「猫的タッチタイプ」を起動してみます.

「猫的タッチタイプ」を起動するには,「スタート」-->「マイコンピュータ」-->「'fs\tools'のdrive_i(I:)」-->「Cat_type」とたどります.

うまく起動できたでしょうか.起動したら,こちらも一旦終了させます.担当者からの指示に従い,終了させてください.

7.Webサイトから函館キャンパスの情報を得よう

授業のテキストを読む

まずは手始めに授業のテキスト読んでみましょう.担当者の指示に従って以下のURIをブラウザに入力してください.

http://echoes.hak.hokkyodai.ac.jp/db/511/

このWebサイトから授業のテキストやお知らせなどを読むことができますし,他にも情報機器の利用に関する情報も掲載されています.また,いつでもこのページを読むことができるように「ブックマーク」することをおすすめします.方法については担当者の指示に従います.

他にもこんなWebサイトがあります

みなさんの学習活動,大学生活に役立つ情報を掲載しているサイトが他にもあります.

函館キャンパス教育用情報システムについてのWebページ:http://www.hak.hokkyodai.ac.jp/system/

函館キャンパスの公式Webサイト:http://www.hak.hokkyodai.ac.jp/

附属図書館(函館館)の公式Webサイト:http://www.h-lib.hak.hokkyodai.ac.jp/index.html

大学全体の公式Webサイト:http://www.hokkyodai.ac.jp/

8.タッチタイプの練習

タッチタイプについての解説,または,「猫的タッチタイプ」の操作方法については,担当者から説明があります.

なお,タッチタイプについては,今後いずれかの授業時にテストを行います.テストを行う授業日や合格の基準については,各クラスの担当者から連絡されます.

脚注

  1. 資料の内容によっては紙で配布することもあります.
  2. もし,利用情報通知書を無くしてしまったら,至急専攻の教員(アカデミックアドバイザー)もしくは授業担当者(どのクラスの担当者でもOKです)に連絡してください.
  3. 現在の函館キャンパスでは教育用情報システムの利用登録情報を用いて,本人であるかどうかの確認を行っています.
  4. もちろん,この「ユーザ名」と「パスワード」は各利用者に配布される利用情報通知書に記載されているものであることが前提です.