1. UNIX 実習用コンピュータに遠隔ログインして,以下の操作を行いなさい。

    1. ホームディレクトリに report2010 という名のディレクトリを作り, そのディレクトリに,資料 12 (ウィンドウシステムとエディタ) で作成したファイル commands を移動させなさい。 ファイル commands には,ls, mv, cat, cp, rm の説明が記述されていること。

    2. ディレクトリ /var の子ディレクトリとして,run というディレクトリがある。 そこに存在する sshd.pid という通常のファイルを, 先に作成したディレクトリ report2010 に,同名のファイル (sshd.pid) として複写(コピー)しなさい。

    3. 以下の問題の解答を記したファイル ans2010 を,先に作成したディレクトリ report2010 に作りなさい。 カレントディレクトリが report2010 である場合の解答を記すこと。

      1. カレントディレクトリ名を絶対パス名で出力(表示)するには, コマンド行に何と打ってして実行すればよいかを答えなさい。

      2. tr コマンドを使って,ファイル commands の内容から文字 a, i, u, e, o をすべて削除したものを出力(表示)するには, コマンド行に何と打ってして実行すればよいかを答えなさい。 まず,tr コマンドの使い方を man コマンド等で調べることを勧める。

      3. tr コマンドを使って,ファイル commands の内容から文字 a, i, u, e, o をすべて削除した結果,何文字になるかを調べて, 新しいファイル num_chars に書き込みたい。 これを,パイプとリダイレクトを使って一回の操作で行うには、 コマンド行に何と打って実行すればよいかを答えなさい。 なお、空白や改行も文字としてカウントするが,行数や単語数はファイルに書き込まないこと。

    以上の操作を行えば,ディレクトリ report2010 には,通常のファイル commands, sshd.pid, num_chars, ans2010 が存在することになる。

  2. ネットワークに関する以下の問題に答えなさい。 これらの問題では,各問いの解答を,前問の UNIX 実習用コンピュータ に作成した ans2010 に (Emacs で) 追記すること。 コマンドの実行は Windows のコマンドプロンプトで行うこと。

    1. 自分が授業でよく利用したコンピュータ (Windows 搭載機) について、 ホスト名と IP アドレスを記しなさい。

    2. そのホスト名と IP アドレスの対応が DNS への登録と一致していることを確認するには, コマンド行に何と打って実行すればよいかを答えなさい。 さらに,そのホスト(コンピュータ)の FQDN (Fully Qualified Domain Name) を答えなさい。

    3. 教室内に設置されているコンピュータと函館校のメール送信サーバ (SMTP サーバ) が,TCP/IP プロトコル (正確には ICMP プロトコル) で通信できることを確認するには, コマンド行に何と打って実行すればよいかを答えなさい。