0. 実習用環境設定
生体情報科学を受講していない人は
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を参照して,
- プログラム用ディレクトリ(h:\dostool)の作成
- プログラムを取得 (今回は wavesurfer)
- 環境変数 PATH の設定
を行ってください。
この作業が済んでいる人は,
- 授業用ディレクトリ(例えばH:\appmulti)の作成
- WaveSurfer の起動確認(コマンドプロンプトで wavesurfer と打つ)
を行ってください。
1. 母音の収録
5 母音 (/a/, /i/, /u/, /e/, /o/) を1 秒程度ずつ各 1 回発声した音声を
wavesurfer で収録する。
収録が終わったら,各母音につき音声区間 0.5 秒(発声中ほどの波形が安定している部分)ほどを,個別のファイルに保存する。
- 波形の上で右クリック -> Create Panel -> Waveform
- 保存する区間をマウスで選択し,View -> Zoom to Selection で選択区間の音声波形を確認。
- 選択区間の音声を聴いてから,File -> Save Selection でファイルに保存する。
2. 母音の波形とスペクトルの観察
- コマンドプロンプトから
wavesurfer 音声ファイル名
を実行して,Choose Configuration ダイアログで Waveform を選択する。
「音声ファイル名」には収録した /a/ のファイル名を指定する。
- 波形から基本周期 (秒またはミリ秒) と基本周波数 (Hz) を求める。
- wavesurfer でスペクトルを見るために,
波形の上で右クリック -> Spectrum Section...
を実行して,FFT スペクトルから基本周波数を求める。
-
LPC スペクトルから F1, F2 を求める。
その際,資料の F1-F2 分布図を参照する。
本来あるべき周波数にホルマントがない場合,
order を大きくすることで,スペクトル包絡 (LPC スペクトル) のピークの数を増やすことができる。
- 時間があれば,/a/ 以外の母音についても,上記と同じことをする。